2年生が「書写」の授業を行っています。お手本を見ながら丁寧に,一画ずつ書いています。大変な集中です。無駄話など一言も聞こえてきません…。
「集中する」ということについて,皆様はどう考えますか。「書写」の場合ならば「書く前に,一画一画の始筆と流れを目で確認し,頭の中でシュミレーションする」ということになるのだと思います。バレーのサーブなどであれば「理→ボールをヒットするポイントを確認する。→相手コートのどこを狙うかを確認する。一連の動作を頭の中でシュミレーションする。 情→ぜったい決める!という情熱を燃やす」ということなのだと予想します。
ピアノ演奏などですと例えばドビュッシーの「月の光」を演奏する場合「理→自分なりのテンポ,左右の最初の音階と場所を確認する・情→雲一つない空に完璧な円を描いている満月をイメージ (ああきれいだな)と浸る」などとなるのでしょう。
「集中する」と一口に言っても具体的な中身が見えることはありません。一人一人に応じた集中を高め,成功率を高めるルーティンを自分が体得するまで練習を継続し,自分自身と対話し続けることが大切なのでしょうね。体得するまでの時間には個人差があるのでしょう。
ここで一句「満月に私は何を語らせる」