2024年6月12日水曜日

俳句でことばを考えました。

 

 5年生が「俳句」をつくっています。どんな俳句をつくろうとしているのかな。
 聞いてみますと「水泳」「プール」「修学旅行」・・・。いろんな考えをもっているようですが,575にまとめるのが難しい。そこで・・・歳時記に載っている,似たような季語を使った俳句を紹介しました。すると・・・
 「負けまじく ということばが面白い」とか「梅雨晴れ間」がきれいな言葉・・・などと出てきました。そしてできた句が以下です。
A 一年生はしゃぎまわるよ梅雨晴れ間
B 友達と競い泳ぎて負けまじく
C 梅雨空や犬も散歩をいやがりて
 Cは,作者が梅雨の外に犬を散歩に連れて行こうとすると,犬がペタリと座り込んでしまったそうです。外に出るのがいやだったそうです。作者はそうでもなかったのですが,できた俳句を見て「犬」と「犬」では「も」の方が面白いから「も」にしよう・・・ということでした。「犬も飼い主も梅雨がイヤ」ということ。かわいい言語感覚ですね。
 ここで一句「梅雨曇りことばについて考える」