2025年6月27日金曜日

ことばを理解するということ

 

 2年生児童がテストを受けています。問題文を「音読」しています。読み間違いを一つ一つ丁寧に担任の先生が指導しています。そのたびに読み直しています。
 私たち大人の文章理解の主流は「黙読」です。「黙読」は早いです。でも私の場合サッと読むことが多いので「定着」はしません。だから,後から他の人に「アレはどうなっていましたっけ?」と尋ねられた時「確か○○だったよな。でも確実がどうか定かでないな。」となることがほとんどです。したがって相手への返答は「確認します。」です。
 子供たちが文章を理解するのには時間が掛かります。読み飛ばしが多いです。一番確実なのは書写させることでしょう。でもそれでは時間が掛かりすぎるので「音読」がいいでしょうね。「音読」は「黙読」より時間が掛かります。ということは…一単位時間の授業をもっと「音読」を多用してスモールステップで進めるのがよいでしょう。これはつまり「子供の思考速度に合わせる」ということになるのではないかと思っています。
 ここで一句「末の子の取るまで待ってゐるカルタ」(青野迦葉)

2025年6月24日火曜日

かけこみ訓練

 

 本日は「不審者対策訓練」と「子ども110番の家かけこみ訓練」を行いました。
 「不審者対策訓練」は不審者が校内に侵入し,まずは教頭先生が対応して時間稼ぎをするという内容でした。恐ろしいでした。
 「かけこみ訓練」は,下校時に不審者に声を掛けられたらどうするか,何を覚えておくかなどをおさらいしました。
 東京では不審者による校内の事件がありました。子供の命を大切に守る学びでした。
 ここで一句「日が長し不審者対策夏至のころ」

2025年6月23日月曜日

授業参観

 本日は,3.4年生の社会研究授業でした。町社会科部会の授業参観も兼ねていましたので,外部からの先生方もたくさんいらっしゃいました。
 3.4年複式学級の子供たちは,いつも通りに落ち着いて楽しく学習していました。参観されていた先生方からもたくさん褒められていました。
 特に4年生の「ごみ清掃場」のまとめ学習は見ていてとても面白いでした。ごみを燃やした熱で「温水プール」を経営していました。面白い工夫ですね。
 ここで一句「子らの数先生の数同じ夏」

 

2025年6月20日金曜日

合同学習

 



 本日は「岸良学園」の子供たちと合同学習を行いました。
 岸良学園は2年生,3年生,4年生しかいないそうです。合計7名です。
 左の写真は内之浦小の3.4年生12名と岸良学園の3.4年生5名が一緒に学習しています。すごく多く見えますがそれでも17名です。
 右側は新聞紙で遊んでいる1.2年生の作品です。ダンゴムシだそうです。すごく上手ですね。
 楽しく学び合うことができていたようです。よかったですね。
 ここで一句「熱中症怖くてできず外遊び」



2025年6月19日木曜日

歯磨きシュッシュ

 

 本日は歯科衛生士の方をお呼びして歯の健康を守る授業をしていただきました。
 写真のとおり歯ブラシの取り扱いを一つ一つご指導いただきました。
 子供たちは早速,本日の給食後から丁寧に磨くことでしょうね。
 毎日続けてほしいですね。
 ここで一句「歯の白さ夏空の青子の笑顔」
 

2025年6月18日水曜日

お!がんばれぇ!

 

 1年生の男子が一所懸命に足し算や引き算の問題を解いています。
 集中しています。子供が集中する姿はいいです。授業を実施した時に子供たちのこんな姿が見られたら「今日はよかった。」といつの間にか顔が笑っている自分に気付かされます。
 子供のおかげで,充実した時間を過ごすことができます。
 ここで一句「喜びは子供とともに梅雨晴間」

2025年6月17日火曜日

上手に読めました。

 

 一年生の二人が音読を披露してくれました。教科書に掲載されている「大きなかぶ」です。
 「ねずみがねこをひっぱって,ねこがいぬをひっぱって…」順序よく読んでいきます。登場人物が順番に代わっていく様子がおもしろい作品ですね。
 一年生は来年2/14(土)に実施される「本読み大好き!こばの夕べ」にも参加します。この時は「ウクライナ民話 てぶくろ」を読みます。このお話も一匹ずつ登場する動物が増えていきます。「大きなかぶ」とそっくりなお話です。
 この別な国の二冊の本は,国民性がよく似ていることを表していると思っています。
 一年生は今,二つの国のそっくりなお話を一生懸命読む練習をしています。とても上手に読めていましたよ。
 ところで皆さん。「大きなかぶ」はどこの国のだれが作者かご存じですか。
 ここで一句「草を刈る一時間だけ朝まず目」

2025年6月16日月曜日

青い空 白い雲 緑の山々

 

 本日はまさに「夏真っ盛り!」でした。
 夏の晴れた日が好きです。なぜなら,スカッとするからです。子供たちには夏がよく似合うと思っています。シャワーを浴びる瞬間も「キャー」とか「ウヒョ」,「ムキィ」といった具合に周りを明るくしてくれることばを発してくれます。
 子供たちには,本当に夏が似合います。
 ここで一句「梅雨晴れ間青白緑子ら包む」

2025年6月14日土曜日

あぁ…そうか。

 

 一度校長先生を退職された先生が特別支援学級の担任を引き受けてくださっています。覗いてみると,子供たちが円になってフラッシュクイズをやっています。驚くほどの集中です。
 先生がカードをめくるとすぐに子供たちから答えが飛び出します。「C:これはカブトムシだ!」「T:はい残念。クワガタムシです。」「え?クワガタって角が二本なの?」…。
 子供たちに育てる力として,集中力はとても大切と思っています。集中力を育てるのはなかなか難しいとも思っていましたが,今回の校内巡視で改めて「あぁ…そうか。」と思い出しました。何も難しいことはなかったのです。本校に在籍してくださっている大先輩先生の存在は本当に大きいです。素晴らしい指導力をおもちだと思っています。
 本日は土曜授業日でした。子供たちの集中する姿を見ることができました。よかったです。集中する人の姿や顔は,とても美しいと思っています。
 ここで一句「梅雨晴れ間子らの心を考える」

2025年6月12日木曜日

ズボリズボリ…

 

 地域の方の協力をいただいて,楽しい田植え体験を行いました。子供たちは「もち米」を写真のように植えました。等間隔にすることが大切です。そして泥の中をズボリズボリと移動する時,ほかの苗を踏まないように気を付けます。
 2時間程度頑張りました。10月には稲刈り体験があり,そして楽しみな「餅つき体験」へとつながります。「餅つき体験が待ってるよ」と地域の方から説明を受けた時,子供たちがニコリとしました。
 ここで一句「田植えするなぜか頭に泥がつく」


2025年6月11日水曜日

プカリプカリ…

 

 着衣水泳でした。写真は1・2年生です。
 体が小さいとよく浮かぶみたいです。服が張り付いて動きにくそうでした。
 水くれぐれも難事故に遭わないように願っています。
 ここで一句「五月雨はシャワー代わりよ泳ぐ子ら」

2025年6月10日火曜日

Qubena(キュビナ)

 

 皆さん。「Qubena」って知ってますか。(キュビナ)と読みます。これは「AIドリル」なのです。子供が問題を解きます。間違えると「間違いの原因」をAIが考えて,弱点克服のための問題を出してくるのです。すごいな。
 算数の問題を解いていると子供たちがどんどん×がついていきます。「なんでかな。」と思ってみていると,解答欄に「こたえ」と書いてあります。でも子供たちは「式と答え」を書いているのです。私も間違えました。ガーン。
 問題をよく読むところからですね。ははは。
ここで一句「梅雨曇子らの表情曇ってる」

2025年6月9日月曜日

五月雨

 

 どんどん雨が降ってきます。
 校庭が池のようになってきました。今後,予報を見ると弱まっていくと思っています。
 早く弱まってほしいです。
 ここで一句「五月雨風物詩とはいうものの」(六月は陰暦では五月だそうです。)

2025年6月6日金曜日

仲良きことは美しき哉(武者小路実篤)

 

 5・6年算数での一コマです。
 分数のかけ算のテストを受けた後のやり直しでの確認を一緒に行っているところです。
 「これはどこが間違っているのかな。」→「約分がされていないからじゃないの」
「え?どういうこと?こうかな。」→「そうそう。それであってるよ…。」
 いい関係性ですね。見ていて嬉しくなります。
 ここで一句「プールにて1.2.3.4叫ぶ子ら」

2025年6月5日木曜日

歯と口の健康週間

 

 今週は「歯と口の健康週間」でした。養護教諭が歯磨きの大切さの授業を行っています。
この養護教諭の先生ですが明るい性格で,いつも周りのみんなを楽しくしてくれる楽しい先生です。どんな動画を選んで見せているのかと覗いてみました。すると動画で「デンタルフロス」で取った歯垢の拡大写真が映っています。
 歯垢1mgに入っている細菌がなんと!「2~3億匹!」しかも どアップ!子供たちから「ギャー!」「ムキィ!」と悲鳴みたいなものが響きました。しっかり歯を磨こうと思いました。まじで・・・。

 ここで一句「万緑の中や子らの歯ピッカピカ」

2025年6月4日水曜日

基礎基本

 

 3・4年生の音楽の授業です。リコーダーの導入の指導です。実は,最も神経を使う時間の一つなのです。
 リコーダーの基本はいくつかあります。
 1 左手が上 右手が下
 2 一番下の穴は小指の長さに合わせてひねる。
 3 低いド レなどは「トゥ」とタンギングを使うのでなく「ホゥ」と優しくふく。
などです。
 「左利きの子供は左右逆でよいのでは」という意見を聞いたことがありますがそれはダメですね。なぜかというとクラリネットやサックスなど,すべて左手が上,右手が下だからです。子供たちがもし,中学校,高校に進学した時に余計な苦労を掛けてしまいますね。
 責任重大です。大切ですね。基礎基本。
 ここで一句「低いドは教師も難し梅雨晴れ間」

2025年6月3日火曜日

合意形成

 

 1・2年生が学級活動を行っています。話し合い活動です。議題は「雨の日の過ごし方を考えよう」です。
 「どんな過ごし方が考えられるでしょう。」という発問に対して「走らない。」とか「あばれない。」などと出ています。
 求められている答えは「具体的に何をして過ごすか。」ということです。ですが子供たちはまず「やってはいけないこと」から発表しているようでした。そして…ある子が「本読みをする。」と発表し,先生がそのアイディアを板書したことで「あぁ…。そう答えればいいのか。」と得心がいったようで,それ以降の子供たちの発表は「廊下を歩く。」とか「歩きながらの学校探検」など,具体的なアイディアが出てきました。
 子供たちの合意形成に必要なのは,教師側としては「待つこと」だと感じたことでした。大人でも難しい合意形成。相手と思考の歩調を合わせる大切さを改めて思い出しました。
 ここで一句「夏服や露(あら)わな腕の白きこと」
 

2025年6月2日月曜日

後継者育成

 

 本校は病弱学級があります。看護師さんが毎日学校に来てくださいます。写真は,看護師を目指す高校生が実習のため,本校の対象児童の様子を見て学んでいます。
 子供を取り巻く様々な専門職の方々が,それぞれの立場から見た考えや意見を伝えあい,児童の健全な育成を進めています。フレッシュな存在に嬉しくなりました…。
 ここで一句「校門を閉じて見上ぐる今日の月 青野迦葉」